aptについてのまとめ
aptとは
apt(Advanced Package Tool)はDebianのパッケージを管理するためのコマンドラインツールで、Debianには予めインストールされている。
aptでは
- アプリケーションのインストール
- アプリケーションの削除
- アプリケーションの更新
などを行うことができる。また依存関係の解決を行い、必要なパッケージをパッケージレポジトリから取得する。
より下層のコマンドとしてapt-getやapt-cacheがある。
aptとapt-get(cache)の違い
「APT」はもともとGUIを含む巨大なプロジェクトとして計画されていた。「APT」はコアアプリケーションを含むライブラリに基づいていて、 「apt-get」はこのプロジェクト内で開発された最初のコマンドラインのフロントエンドだった。「apt」はこのプロジェクトで開発された二番目の コマンドラインフロントであり、「apt-get」が抱えていたデザイン上の失敗を克服している。
この「失敗」とは、apt-get単体ではパッケージの検索や、インストール済みパッケージ一覧の表示などができないことなどを指しているのではないかとする意見がある。
『設計上のミス』が何を指しているのかは定かではありませんが、私の肌感として、目的により複数のコマンドを使い分ける必要があるのが原因かと思います。例えば「インストール済みのパッケージを確認したい」や、「インストールした> いパッケージの情報を確認したい」といったことをしたい場合、別のコマンドが必要になります (それぞれ dpkg, apt-cache)。
Debian の apt/apt-get/aptitude について
「apt」とはこれまでapt-getやapt-cacheといったパッケージ管理ツールの総称だったが、 2014年に「apt」というコマンドのv1.0がリリースされ、正式に使えるようになった。
これまではパッケージのインストールの際は
apt-get install pkg
検索する際は
apt-cache search pkg
と使い分けていたが、
apt install pkg apt search pkg
と書けるようになった。
参照